愛隣館の駐車場脇から下りる。この日はダッキー4艇にリジット3艇。橋の上流の小さなホールで身体を温めてからスタート。するとまたも雨が降り出し、愛隣館の庭園に掛かる赤い橋もどこか寂し気に映る。

【濁っているのが残念】
客室の人々は突然現れた珍客に目を丸くしているようだった。藤三旅館の下流でユンボが目に入り、嫌な予感。護岸工事のオッチャンから「気ぃつけてなあー」とねぎらいの言葉を掛けられ、嬉しくなる。ここからの流れは茶濁に。浅瀬で艇底を擦らないよう目を凝らすが、時より降ってくる大粒の雨が川面を叩くので見難い。
たまに差す陽の光を浴びて紅葉が輝き出す。昨年一昨年に比べると彩づきは今ひとつのように感じられる。3回目のこの景色を慣れてしまい私の感性が鈍っているのかもしれない。
高倉山温泉近くでは倒木が川幅いっぱいに通せんぼしていた。積雪による重みか雪代で根本が剔り取られるのかその両方か、倒木のストレーナーは来る度に場所を変えながら毎回倒れ込んでいるので油断できない。また、山の神温泉の前後の瀬は複雑に岩が絡み合っているのでスカウティングしたほうが良いだろう。

【毎度お馴染みのストレーナー】
右岸から下シ沢川が合する辺りになると「後どのくらい?」といった感じの空気が漂い始める。スタートしてから既に2時間半を過ぎている。リジットよりもダッキーのほうが疲れるようだ。「あと10分!」と答えてみるが自信はない。ふるさと林道の新しい橋が見えて漸くひと安心。ここから大沢温泉までは約1キロ。菊水館へ渡る高明橋の下でテイクアウト。私有地なので相談の上で借用を。

【いろんな風呂をハシゴするのも楽しみ】
急いで着替えを済ませて花巻市内の大畠家へ。もりそばプラス温かい蕎麦を注文するのが“通”らしいぞ。
【Data】豊沢川(新鉛9:30〜大沢12:20・約6キロ)/ 水位0.26m(不動橋)/ 水温約10度 / 天候雨時々晴れ / 気温約13度/
川地図